大井川葛布「大井川流域で作られる天然素材のアイテム」自分だけの特別なものを持ちませんか

流行りの色や形も良いけれど、大人だったら大切に扱いながら、時間の経過を楽しめるアイテムを一つくらいは持っておきたい、そう思ったことはありませんか。

「葛布」は、きらびやかな光沢と軽さで、古くから武家衣装などに使われてきた織物です。

上品な光沢感と、使い込むほどに変化する色や、手に馴染んでいく質感は、正に大人が持つにふさわしいアイテムです。

 そんな一つのものを大切に持ちたい人におすすめなのが、今回ご紹介する「大井川葛布」さんのアイテム4つ(ブックカバー、コースター、マスク、巾着袋)です。

目次

「葛布」って? 

「葛布(くずふ)」という言葉はなかなか聞き慣れない人もいるかもしれません。

“葛”は、漢方薬の葛根湯や和菓子の原料となる葛粉に使われるつる性の植物で、「葛布」はその繊維を織ってつくる布のことを言います。

「葛布」が出来上がるまでには、たくさんの工程がありますが、原材料の葛はもちろん、その他の工程においても、自然の力を借りて作る昔ながらの製法で作られています。

静岡県では、主に遠州地方と呼ばれる県西部で作られ、特に掛川市を中心に生産されてきました。

そんな「葛布」の一番の魅力は、特有の光沢感にあります。

「葛布」は独特の光沢感が魅力的な素材

絹の光沢とも違う、やさしく上品な光沢感は、自然の力によるものです。

この「葛布」の美しい光沢感を出すには、葛を洗う時の水質が大切で、水道水ではなくきれいな川の水でなければなりません。

自然のものから生み出される独特の光沢は、他に同じものはないたった一つのつやめきです。

また、使っていくうちに手に馴染むのも「葛布」の魅力です。

「葛布」はハリ感があるので、最初は少し硬く感じるかもしれませんが、吸水性のある素材なので、毎日触れるうちに水分や汗を吸収して、手に馴染むようになります。

使い込んでいくうちに、使い心地が変わるだけでなく、風合いにも変化が見られ、自分だけの味を楽しめます。 

「葛布」は色の変化も楽しめる

色についても経年変化を楽しんで頂けます。

染色していない「葛布」は、最初は白っぽい色ですが、使うことで飴色へと変わり、風合いの変化にさらに魅力を加えます。

独特の光沢感と使ううちに変わる表情の変化は、自然の力を借りて作られる「葛布」ならではの良さです。

「葛布」は軽くて速乾性もある機能的な素材

「葛布」は、美しいだけではなく、機能性も兼ね備えた素材です。

しっかりとした見た目から重さがあるように見える「葛布」ですが、実は、持っていることを忘れそうなくらい軽いんです。

「葛布巾着袋」は141gで、同じくらいの大きさの革のバッグは391gと、革のバッグと比べても、重さは断然「葛布」の方が軽いんです。

バッグを長時間持っていると、腕が疲れたり、肩や首が凝ってしまって、辛いという経験がある方もいらっしゃると思います。

「葛布」のバッグなら重さを感じさせないので、そんな辛い経験がある方にもぜひおすすめしたいアイテムです。  

濡れてもすぐに乾く

また、速乾性があるのも「葛布」の特徴です。

同じく速乾性に優れているといわれる麻に比べて、「葛布」は3倍乾くのが早いといわれています。

洗濯がラクなのはもちろん、毎日、身につけるマスクなど、清潔を保っておきたいアイテムにも「葛布」はぴったりです。

「葛布」は自然の力を借りてつくられている 

「葛布」の制作過程には、葛の採取、葛を煮る、発酵、洗い、袋抜き、苧洗い、葛つぐり、製織と多くの工程があります。

どの作業も自然の力を借りながら、一つ一つの作業を積み重ねることで作られています。

「葛布」の原料となる葛は、地面に沿ってまっすぐ伸びたものが適していますが、そうした葛を栽培することは難しいと言われているため、川に自生している葛を夏の時期に採りに行きます。

帯一本分の「葛布」を作るには、10kg以上の葛が必要だそうです。

原料となる葛を採取するだけでも、体力と根気のいる地道な作業であることがイメージできると思います。

その後も多くの工程がありますが、どれも天候や川の水の状態など、自然とのつきあいの中で行われる作業ばかりです。

「葛布」は地道な作業の積み重ねでできている

今回、お話を伺った「大井川葛布」の村井さんは、「どの工程も気を使う作業だ」とおっしゃいます。

葛布を制作する工程のうち、どれか1つでも上手くいかなければ、良い葛布を作ることはできないのだそうです。

自然の力を借りながら、一つ一つの作業を着実に積み重ねていく、そうした過程の末に「葛布」は作られています。

「大井川葛布」は大井川流域で作られている

古くから「葛布」は、掛川市という静岡県の西に位置する地域で作られてきました。

しかし、大井川流域にも自生する葛ときれいな水があるため、村井さんはこの場所で葛布づくりをされています。

天然素材で作ることを大切にしている

「大井川葛布」さんでは、原料の葛はもちろん、「葛布」を織る時の経糸である木綿糸も天然のもの、染色は草木染めと、葛布づくりに使うビニール袋など以外は、ほぼ天然のものを使うことを大切にされています。

手織りの「葛布」に草木染めで作られる「大井川葛布」さんの葛布製品は、同じ藍色の製品でも1つ1つ色合いが違い、同じものは一つとないところがおもしろさでもあります。

今回は、天然素材で作ることを大切にされている「大井川葛布」さんならではの味わいや魅力が伝わる、ブックカバー、コースター、マスク、巾着袋の4つの商品をご紹介します。  

「葛布」の良さを知れるブックカバー

最初に手に取る葛布製品として、おすすめしたいのが「葛布文庫本ブックカバー」です。

身近なものとしてふと目に留まることも多く、手で触れることも多いブックカバーは、葛布特有の光沢感やザラザラとした手触りを楽しむことができます。

また、軽く薄いので手への負担が少なく、本の形に沿って葛布がしなるので、持った時に読書の妨げになるような違和感がありません。

色は全部で6色で、生成り、柿渋染、墨染、藍染、ピンク、緑葉染です。

草木染めで染め上げているため、どれも柔らかくやさしい色になっています。

ブックカバーの裏地には、越前和紙を使用しているため、本が滑りにくくなっています。

ブックカバー意外にも、ノートやスケジュール帳などのカバーとして使うと、簡単に自分だけのノートができます。

880円(税込)と手に入れやすいお値段なので、葛布製品を試してみたいという方におすすめです。

「葛布」の美しさと草木染めの色を楽しむ「コースター」

「大井川葛布」さんが大切にしている「天然素材でつくる」ということ。

その良さは、葛布の質感と草木染めの色合いに表現されますが、「コースター」ならそのどちらも楽しんで頂けます。

色は全5色(ヤシャブシ染め、渋木染め、紫鉱染め、生成り、藍染め)で、1枚550円(税込)なので、好きな色の組み合わせで揃えて頂くと、「葛布」の質感と草木染めの豊かな色彩を楽しめます。

手軽に「葛布」の美しさと草木染めの色合いの両方を楽しみたいという方には、「コースター」がおすすめです。

通気性がよく肌荒れもしにくい葛布マスク

マスクによる肌荒れでお困りの方におすすめしたいのが「葛布マスク」(4,180円税込)です。

「葛布」は、天然素材でできているため肌への負担が少なく、お肌が弱い方や、マスクによる肌への負担が心配な方におすすめです。

また、通気性が良いので呼吸もしやすく、マスクが苦しくて苦手という方にも試して頂きたいアイテムです。

立体タイプのマスクで、大きさは大体、縦8.5cm×横16.5cmで鼻まで覆うことができます。

硬さが気になる方は、水をスプレーして頂くと、柔らかくなりよりフィット感が増します。

紐はナイロンメッシュ素材なので、長時間つけていても痛くなりにくいです。

また、キハダ染めの淡い黄緑色は、白いマスクに飽きてしまったという方の気分転換にもぴったりです。

マスクによる肌荒れが心配な方や、人とは少し違うマスクを楽しみたい方におすすめです。

軽くて日常使いもしやすい「葛布巾着袋」

すでに「葛布」の魅力を知っていて、次のアイテムを探しているという方におすすめしたいのが「葛布巾着袋」(27,500円税込)と「葛布テトラバッグ」(29,700円税込)です。

自然の素材を、一つ一つ手で加工していくことにより作られる「葛布」の魅力を、存分に楽しんで頂けます。

形は、定番の巾着袋と三角形の2つで、三角形のテトラバッグは男性にも持っていただきやすい形と色味が揃っています。

「葛布巾着袋」は大体、縦16cm×横13cm×高さ13cm(テトラバッグは縦約20cm×横約20cm×高さ約18cm)で、スマホやお財布といったお出かけに必要なアイテムはもちろん、ポーチなども十分入る大きさです。

口が大きく開くので、中に入れた物も取り出しやすく、内布もついているので、荷物も保護されて安心です。

着物や浴衣と合わせて王道な和風の雰囲気を楽しまれる方が多いそうですが、実は洋服に合わせてもポイントになって素敵です。

いつものTシャツとデニムに、葛布のバッグを合わせるだけで、いつもとは少し違ったスタイルを楽しめます。

かごバッグのような感覚で使って頂けるので、コーディネートにも取り入れやすいです。

人とは違う良いものを持ちたい方、いつものファッションに取り入れて、ひと味違ったおしゃれを楽しみたい方に「葛布巾着袋」はおすすめです。

ここまで葛布製品4つをご紹介してきましたが、葛布製品のお取り扱いについて、心配な方もいらっしゃると思いますので、Q&A方式でまとめてみました。

葛布製品のお取り扱いについて

Q.葛布製品は洗えますか?
A.洗えるものもあります。洗える製品(コースター、マスク)は、中性洗剤でやさしく押し洗いした後、すすぎ、手で軽く絞って陰干ししてください。洗えない製品(ブックカバー、巾着袋)については、アルコールスプレーを吹きかけて、陰干しして頂くと、清潔を保てます。

Q2.洗えない製品の汚れが気になるときはどうしたらよいですか?
A2.巾着袋など、汚れが気になるときはブラシで軽く叩いて汚れを落としてください。繊維が傷つきますので、決してこすらないで下さい。
また、繊維の毛羽立ちが気になるときは、引っ張らずに丁寧にはさみでカットして下さい。

Q3.アイロンは使えますか?
A3.使えるものもあります。コースターとマスクは、アイロンを使用できます。

Q4.保管する時に気をつけることはありますか?
A4.日の当たる場所や極度の乾燥状態は避け、日の当たらない場所に保管してください。

Q5.その他に気をつけることはありますか?
A5.染色してある製品については、洗たくの際に色落ちしますので、他のものとは分けてください。
また、製法により独特の匂いがする場合があります。マスクなど気になる場合は、一度洗ってからご使用下さい。

「葛布」を初めて使うならブックカバーがおすすめ

ブックカバー、コースター、マスク、巾着袋と4つの商品を紹介してきましたが、初めての「葛布製品」にはブックカバーがおすすめです。

「大井川葛布」の村井さんは、「初めて葛布を手に取る人にはテクスチャーと光沢感を味わってほしい」とおっしゃっていました。

ブックカバーであれば、読書をするたびに手でそのザラザラとしたテクスチャーを感じられますし、その独特の美しい光沢感が目に留まることも多く、「葛布」の魅力を存分に感じられると思います。

まずは「葛布文庫本ブックカバー」を普段の生活に取り入れて、「葛布」の魅力を味わってみませんか。

「葛布」のアイテムで一つのものを長く使う楽しみを味わおう

「葛布」だからこそ出る光沢感や、手作りであるがゆえの味わいは、どれも均一な既製品にはない魅力です。

長く使ううちに変わる風合いや色の変化は、一つのものを長く大切に使う人だけが味わえる特別な楽しみです。

他の誰とも違う、自分だけのアイテム、「葛布」ならそれが手に入ります。

販売業者名大井川葛布 静岡壁紙工業
商品名 / 価格※価格は全て税込みです。
「葛布文庫本ブックカバー」880円
「葛布コースター」550円
「葛布マスク」4,180円
「葛布巾着袋」27,500円
「葛布テトラバッグ」29,700円
注文期間通年
配送について※ご注文確認後、翌営業日での発送となりますが、ご注文が殺到した場合には、お待ち頂くことがございます。
※配送の時間指定をされる場合は、代金引換をお選びください。代金引換以外は、ポスト投函でのお届けになります。
お支払い方法クレジットカード/コンビニ決済(ローソンまたはセイコーマート)/郵便振替/銀行振込/代金引換
お支払い方法に関する注意事項「郵便振替」と「銀行振込」の場合、商品到着後、1週間以内のご入金をお願いしております。その際、20,000円以上ご購入のお客様には、先にご入金をお願いしております。「銀行振込」は、本体価格合計が6,000円未満の場合は振り込み手数料が別途かかります。
「代金引換」は送料610円、手数料全国一律250円がかかります。ただし、「代金引換」で6,000円以上ご購入の場合は、代引き手数料と送料が無料になります。「代金引換」の合計金額は、後ほど大井川葛布さんから送信されるメールをご覧ください。
送料基本的に無料となります。
返品について商品到着日より7日以内であれば、返品・交換を承ります。
また返品・交換の際の送料は、お客様にご負担頂いておりますので、ご了承ください。
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