プラスチックやアルミ製のお弁当箱だと、どうしてもごはんがべちゃべちゃして、イマイチおいしく食べられない、そんなお弁当の悩みを解決するのが、「大井川めんぱ(井川メンパ) 通称、曲げわっぱ)」です。
今回は、古くから井川の人々に愛されてきた、軽くて丈夫で、時間が経ってもごはんがおいしく食べられる、大井屋さんオリジナルの大井川めんぱ(井川メンパ)をご紹介します。
*2021年10月より大井屋の井川メンパは「大井川めんぱ」に名称変更いたしました。
「井川メンパ」って?曲げわっぱと何が違うの?
南アルプスの表玄関である井川は、高い山と深い谷が特徴の山深い地域。
檜を薄く削り出し、曲げて器に加工したものに漆を塗り仕上げた曲げ物漆器「井川メンパ」は、昔から井川の人々が山仕事をする際に使われており、赤石山脈の民芸品として伝えられています。
曲げわっぱの漆塗りである「井川メンパ」は、軽くて丈夫な上に、漆を塗っているので抗菌作用や保湿力が高く、汁気の多いおかずを使う現代のお弁当にもぴったり。
そして、ごはんのしっとり感を長時間保つことにも長けています。
「井川メンパ(曲げわっぱ)」でごはんをおいしく食べる秘訣
でも、やっぱり、実際にどうなのか気になりますよね?
井川メンパでごはんをおいしく食べるには、2つの秘訣があります。
それは、ごはんが温かいうちに詰めることと、ぎっしりと敷き詰めること。
温かいごはんをそのまま入れられるのは、時短にもなり便利。
ちなみに、夏場は梅干しを1つ入れれば、常温保存もできるそうです。
実際に、ごはんを詰めて5時間ほどおいてみました。
時間が経ってもごはん粒がつやつやでふっくらしているのが見ただけでわかります。
ビシャビシャでもなくカピカピでもなくちょうどよく水分を含んだごはんは、噛むほどに米本来の甘味を感じられ、冷めてもおいしさをキープしていました。
井川メンパに入れるだけで、ごはんがおいしく食べられるので、お弁当のべちゃべちゃしたご飯が苦手という方は、一度は試して頂きたいです。
「大井屋」の大井川めんぱ(井川メンパ)はすべて天然素材で作られている
今回、紹介するのは大井川鐵道の千頭駅にある「大井屋」さんの大井川めんぱ(井川メンパ)です。
「大井屋」さんは、販売から製造までを前田さんという職人さん、もうひとりの弟子で行っている大井川めんぱ(井川メンパ)の直営店。
「大井屋」さんの大井川めんぱ(井川メンパ)は、純度100%の漆や自家製の柿渋、接着剤を使わず桜の木の皮のみでメンパを縫い止めるなど、すべて天然素材で作るということにこだわって作られています。
ちなみに漆製品だと匂いが気になる方もいらっしゃると思いますが、「大井屋」さんの大井川めんぱ(井川メンパ)は一切混ぜものなしの漆を使用しているので、匂いはほぼしません。
また、ごはんがおいしく食べられる秘密も漆にあり、大井川めんぱ(井川メンパ)に温かいごはんを入れることでメンパに塗られた漆の酵素が反応し、時間が経ってもごはんのしっとり感を保ってくれるそうです。
「大井屋」さんで扱っている大井川めんぱ(井川メンパ)は、丸型、小判型、おひつ型と3種類ありますが、今回は小判型のMサイズを詳しくご紹介します。
小判型Mサイズは女性や子供でも持ちやすい
「大井屋」さんの小判型の大井川めんぱ(井川メンパ)には、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズ、ドカベンと5種類のサイズがありますが、Mサイズは昔から女性用として使われてきた大きさです。
井川メンパの小判型Mサイズはだいたい縦16cm、横11.5cm、深さは4.5cmで重さは約136g。
軽く、きゅっとカーブがかかった小判型は、女性やお子様など手の小さい方でも片手で支えやすい形になっています。
容量は、コンビニで売られているおにぎりが2つぴったり入るくらい。
小判型Mサイズは、おにぎりとおかずでちょっとしたおにぎりランチをつくったり、おかずとごはんを半分ずつ入れてかわいらしいミニ弁当をつくるのにおすすめです。
大井川めんぱ(井川メンパ)は裁縫箱やアクセサリーケースにもおすすめ
でも、折角、丈夫で長く使える「井川メンパ」を買うなら、お弁当箱以外にも、色々な用途で長く使いたいですよね。
大井川めんぱ(井川メンパ)は、お裁縫箱やアクセサリー入れなど入れ物としても使うことができます
漆には防虫効果もあるので、大切なものをしまっておくのにもぴったりです。
大井川めんぱ(井川メンパ)は、漆特有の光沢感や光の当たり方によって見え方の変わる色など、見た目にも美しいので、お部屋に置いても、インテリアの一部として馴染んでくれると思います。
お弁当箱以外にも、大切なものをしまう入れ物として、長く愛用して頂けるとうれしいです。
「井川メンパ」は修理をしながら長く使える
今回ご紹介している大井川めんぱ(井川メンパ)は、小判型Mサイズで一つ9,900円です。
ここまで、大井川めんぱ(井川メンパ)を使うことの良さについてお伝えしましたが、お弁当箱としては少々高いと感じるお値段かもしれません。
プラスチックやアルミ製のお弁当箱だったら、ネットやスーパーで2000円から3000円前後で買えますが、大井川めんぱ(井川メンパ)にはそういったお弁当箱にはない良さがあります。
ごはんがおいしく食べられて毎日のお弁当が少し楽しみになるのはもちろん、入れ物としても使えるので、その時の自分のライフスタイルに合わせて、幅広く使うことができます。
何より、修理をすることができるので、一生モノの道具として、長く愛用して頂けます。
漆の光沢や色など工芸品としての美しさも大井川めんぱ(井川メンパ)の魅力ですが、長く使うことで表情の変化を楽しむことができ、自分だけの「井川メンパ」として愛着も湧いてきます。
道具としてだけではなく、人生のお供としても大井川めんぱ(井川メンパ)を迎えてみませんか。
「井川メンパ」の取り扱い方法Q&A
「井川メンパ」を長く使っていただくためのポイントをまとめました。
Q1.「井川メンパ」を長く使うためのコツは?
A1. 製造日から3ヶ月程度は、温度は大体20度前後で湿度の高いところに保管することで、「井川メンパ」を長く愛用して頂けます。
Q2.「井川メンパ」の洗い方は?
A2.食器用洗剤で手洗いして、洗った後は影干ししてください。
Q3.「井川メンパ」は修理できる?
A3.大井屋さんでは、有償で修理を行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
Q4.その他に気をつけることはある?
A4.食洗機や電子レンジの使用はできません。また、長時間日当たりの良い場所に置いておくことや熱水につけ置きすることは、井川メンパが破損する原因になるので注意してください。
「井川メンパ」を日常生活に取り入れてちょっぴり豊かな毎日を
プラスチックやアルミ製のお弁当箱とは違い、壊れても修理してずっと使える丈夫さや、時間が経ってもおいしいごはんを食べられることが、井川メンパの特長です。
一つのものを長く大切に使っていきたい方や、お弁当でもおいしいごはんを食べたい方に、「井川メンパ」はおすすめです。
あなたも普段の生活に「井川メンパ」を取り入れてみませんか。
販売業者名 | 大井川めんぱ(井川メンパ)大井屋本店 |
商品名 | 大井川めんぱ(井川メンパ) |
価格 | ¥9,900(税込/送料別) |
注文期間 | 通年 |
セット内容 | 大井川めんぱ(井川メンパ) 小判型Mサイズ |
注意事項 | *メンパづくりも配送も全て一人で行っておりますので、お時間をいただく場合がございます。 *1つ1つ手作りのため、在庫に限りがございます。配送日については別途ご相談ください。 *他のサイズをご検討される方については、メールフォームの【備考】欄からご相談ください。 |
お支払い方法 | 代引き |
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